お米通信販売の【北信州こやなぎファーム】平成24年皇室献上。創業100年の実績。北信州の気候に合わせた特別な栽培方法で丹精こめて作っています。

こやなぎファームの一年

種の消毒~育苗

雪が多い北信州は3月まで里に雪が残っています。雪解けを待ち時には雪が降る中で作業が始まります。通常は農薬に24時間つけて殺菌と病気の予防をしますが、こやなぎファームでは温湯で消毒します。そして水につける事一週間、ぬるま湯に入れ発芽をそろえ種まきを行います。
種まきは一日2000枚程度行い(33坪の田におよそ20枚)6日間行われます。
種まきが終わるといつもの仲間に助けてもらいながら総勢30人で種を苗間に並べます。
みんなの協力を無駄にしないよう立派な苗を育てるために、春先の変わりやすい天気の中、付きっきりで育てます。

ある年の4月21日、満開の桜に北信州でも珍しく雪が降りました。
雪が残る中での田起こしです。
温湯消毒は病気の予防ができないため細心の注意が必要になります。
種まきを終え田に並べていきます。(苗伏せ)いよいよ育苗の始まりです。苗が元気に出そろうよう温度・水の管理を細かくチェックします。
苗が成長してきました。日中はシートの中がとても暑くなります。蒸れて傷まないようシートを剥がすタイミングをはかります。早すぎても遅すぎてもダメです。
田植えの時期に合わせて苗を育てます。暑すぎれば伸びすぎてしまいます。信州の春の山には雪が残っていて遅霜により稲が枯れてしまう心配があります。毎日苗の様子を観察します。

粉状の有機質肥料で土づくり

土づくりはおいしいお米作りにとってとても重要な部分です。お米の味を決めると言っても言い過ぎではありません。 こやなぎファームでは品質管理がしっかりしている国産100%の肥料を使用しています。
肥料に妥協は絶対しません。こだわりの粉状有機質肥料を使ったりコラーゲン入り肥料を使ったり、有機質肥料と同じような聞き方をする化学肥料を使ったりしています。
粉状肥料は小さな風で舞ったりするので扱いにくいですが土と均一に混ざり肥効が安定します。

1つ1つの特性を見ながら土地に合った肥料を選んでいます。
田植え前の肥料まき。およそ1500袋・・・。下記とはいえ手作業で1袋ずつタンクに入れるので疲れます。

こやなぎファームの田植えは遅い

品種によって田植えの時期は異なりますが、こやなぎファームでは基本田植えを遅くしています。
1つは有機質肥料の分解をじっくり待つことにあります。もう一つは水田の雑草を一度生やしその密度を減らしています。

代かき前にあえて雑草を発生させ、それをすき込むことで草の密度を減らします。
品種や肥料の量、効き方によって植付け間隔を変えています。田んぼごとの個性も見ながらの田植えです。

稲も寝苦しいと元気がなくなります。

そして田植えを遅くしている理由はもう一つあります。
節句といえば5月5日ですが、ここ北信州では6月5日が節句です。(家庭ごとにそれぞれではありますが)昔から天候に合わせそれぞれの季節のお祝いをしたそうです。それだけ春が遅く寒冷地なのです。
節句は梅雨の始まりを意味しており、鯉が昇る縁起が良い時期です。そんな風習にもあやかっています。
そして信州の秋は深まるほどに寒暖差が生まれ、お盆を機に寝苦しい夜がなくなります。人と同じように、稲も暑すぎては苦しいと考えています。すごしやすい季節の中でしっかり登熟することでお米の味に深みが出ます。

開花後に涼しい気候をいかしてゆっくり登熟させます。
朝露がおりて一面霧で覆われています。山の上から見ると雲の中に田んぼが入ったように見えます。

草取り、田の管理

田植え後は、草刈りをして通気性をよくします。
気温が高くなり、これは追加で肥料を与えるときにも稲に栄養がいきわたるため大事な工程の一つです。夏の炎天下の中、目が回りそうになりますが稲の元気を守るために、水を凍らせたペットボトルを片手に、一つ一つ手作業で草を抜いていきます。
そしてもち米の田では雑草稲が生えていないかチェックをしっかり行います。

稲の葉や根を傷めないように田んぼの中では注意して動きます。
早生のもち米は7月ごろに穂を出し始めます。スズメの大好物のもち米。多いときには数百匹の群れを成して集まってきます。スズメもおいしいお米わかるんですね。でも田前面に網をかけスズメからもち米を守ります。

収穫

穂の出そろうタイミングをしっかり見極め、登熟具合も観察します。
稲刈りが近づくと毎日田に向い稲とのにらめっこです。
日当たり、地力や肥料の量、水はけ、田植えの時期、天気により登熟のタイミングが違ってきます。適正な収穫時期を逃さないようにします。
そして栽培方法や地番ごとにまとめ収穫されたお米は乾燥し調整され出荷します。

いよいよ収穫です。それぞれの田んぼごとに収穫していきます。
収穫後は地番ごとに遠赤外線でムラなく乾燥させます。

地番ごとに管理・保管

厳しい品質検査(粒張り・粒ぞろい・つや・水分)をしたのち、地番ごとに低温の蔵で貯蔵します。 実際に試食し納得のいくものだけを出荷しています。

品質検査後にさらに玄米の状態で良質な粒だけをふるい残します。
田1枚ごとに分けたお米を、春夏秋冬を通して最適な温度で低温貯蔵しています。

秋起こしを終えた田

秋に田起こしを行っているため、年間を通じて雑草が生えることがありません。
下の写真はコシヒカリ。その横がモチヒカリ(もち米)。右は少し緑色に見えます。これはもち米が早く収穫する品種で収穫後の気温がまだ高いため、刈り取った所から稲が再生してきたからです。稲の力はすごい!

秋起こし コシヒカリ
秋起こし もちひかり
起こし終えた田に入ってみました。土に足を取られ歩きにくい。
収穫後ワラを田んぼに戻し秋の田起こしを行います。空気と混ぜ合わせ栄養を与えます。春先の草の発生も抑えることができます。(高社山の山頂付近に初雪観測2012.11.15)
北信州の雪の多いのを利用し一定の温度と水分で田んぼをやすませ、春の雪解けを待ちます

自分で食べて美味しいお米を

お米は一年に1回しか収穫できません。北信州の気候の中で育った、一年間大切に育てたお米だからこそ、自分のお米達には幸せに食べられてほしい。
またこのお米達がたずさわる全ての人が喜びを感じてもらえたら幸いです。
それぞれの田の個性に合わせて、品種、肥料、植付け時期・間隔、除草、除虫など様々な方法を研究し試してきました。もちろんまだまだ未熟者、絶対自分にだけは負けないよう日々精進の毎日です。これからも食べて美味しいお米をお届けしたいです。

実際に炊いて、味の良さはもちろん品種ごとの特徴がよく出ているものを厳選しています。
収穫したら地番ごとに試食をして、栽培データを翌年への米作りに役立てています。
子ども達にも安心して食べさせることのできるお米を!
【直売所でも販売中!】美味しかったからまた買いに来ました!そんな声をいただくのが一番うれしいです。

公開日:   最終更新日:2015/08/30

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