27年新米の出来は？？

新米27年産のもち米で【もちひかり】と【ひめのもち】を比較します。

27年産もち米、もちひかり　と　ひめのもちを比較

もち米にも”コシヒカリ”や”あきたこまち”があるように品種があるのはご存知でしたか?

以前直売所へお越しいただいたお客様で

「へぇー知らなかったー。」

「スーパーで売っているもち米は”もち米”としか表示してないから、1つの種類しかないもんだとずっと思っていたわ。」

という方が結構いらっしゃいました。

意外と知らなかった方もいるのではないのでしょうか?

今回は北信州こやなぎファームで採れました、

27年産の”もちひかり”と”ひめのもち”の2品種、収穫したばかりのお米を食べ比べてみました。

1.新米を生の状態で見比べます。

27年産もちひかり

27年産ひめのもち

んーー。どちらも粒張りよくきれいなもち米に出来上がりました。

大きさも変わらず見た目には大きな違いはないようです。

2.炊飯後のねばりについて

まずはもち米を炊きます。

それぞれ2合ずつはかり、釜の中でぐーるぐーるです。

もち米もあまりゴシゴシとは洗いません。

詳しくはこちらへ⇒北信州こやなぎファーム流おいしいご飯の炊き方

水加減は釜のおこわのラインちょうどでセット。

おこわ炊きのスイッチを押して炊けるのを待ちます。

炊き上がり後すぐに保温を切り、すりこ木でそれぞれ50回つきました。

もちひかり。50回ついた後

ひめのもち。50回ついた後。

もちひかり：50回ではまだつき足りない感じです。ねばりが控えめなような気がします。

ひめのもち：20回あたりからまとまりはじめて、すりこ木を持ち上げるとお米が一緒にくっついてくるほど。粘りは強いとみました。

3.試食

50回ついた後のもち米を試食します。

もちひかり：柔らかくねばり控えめでさっぱりとしています。モチモチ感はありますがつるっと入っていく感じです。

ひめのもち：独特な芳醇な香りがします。口の中に入れると強いねばりを感じます。また噛むごとに甘さが増すお米でした。

4.結果

27年産北信州こやなぎファームもち米

もちひかり：粒張りよくねばり控えめ。柔らかくさっぱりと食べることができます。赤飯などのおこわにおすすめです。

ひめのもち：粒張りよくねばり強め。香りと甘さがあるもち米です。お餅作りにおすすめです。ねばりが先行しますが香りと甘さを活かした食べ方の可能性を秘めているお米かも。

5.比較してみて

27年新米のもち米は”もちひかり”と”ひめのもち”共に上出来でした。

見た目にはまったくといっていいほど見分けのつかないお米ですが、

食べたときのモチモチ感と甘さが全く違います。

もちひかりは直売所でも大人気の商品で一度食べたら、

ほかのもち米は食べられなくなるというほどの人気ぶり。

おととしから新メンバーに加わった”ひめのもち”は、

香りの高さと甘さで今後の可能性に期待がふくらみます。