とろろ飯 シンプルなおかずこそ最高! その2
2021/06/20
ごはん大好きな園主がお届けする、私が大好きなごはんのおかずにスポットを当てたグルメ?ブログです。
第二回目はえもじろ。
えもじろ???えもじろってなんですか?
はい、
それは「とろろ」です。
長いもをすりおろした「とろろ」私は小さいころから大好物です。
私は自然薯のようなねっとりタイプのものより、長いものようなサラサラしたタイプの方が好きで、短冊切りにした長芋にきざみ海苔を少しのせ醤油をかける食べ方も大好きです。
旨い長いもは甘い!
長いもをすりおろし、そのまま小皿にとり醤油を少しかけます。
そして… 長いもをすする!
長いものみずみずしさと真っ白できめ細かい舌触り、ほのかに香る醤油の香りと塩気が絶妙なハーモニーを奏でてくれます。
このようにして、素材そのものの味を確認し良質の長いもと判断された時、長いもから、我が家の「えもじろ」になることが許されるのです。
えもじろはただ長いもをすってご飯にかけて食べる簡単なものではありません。
秋に収穫されたばかりの北信州の長いもを特大のすり鉢にすり、煮干しでとった出汁に醤油、みりん等で味を調えた特性出汁を温かいまま加えながらよく混ぜて作ったものです。
「やすひろ イモするのてつだってくれや」
「うん♪」
私はすり鉢にすられた長いもの、いもすり当番でした。
そして何故か私は手つきがよく、この作業が得意だったそうです。
こうして疲れるまですり続け、最後は大人に変わってもらって、最後の仕上げへ…
そうかっ!
こうやってみんなで一緒に作ることが、最後の調味料となっていたんですね!
そして仕上がりを待って食べる私は、いつだって大きなすり鉢いっぱいのえもじろを炊き立てのご飯にかけ放題♪
当時小さかった私もこの日ばかりは、ご飯のおかわりをしまくりで、
ご飯が見えないくらいたっぷりとえもじろをかけたもんです!
小さかった私は喜びのあまり、えもじろをスープのように飲んで食べたため、よく口の周りがかゆくなってしまい困っていたそうです(#^^#)
もちろん、えもじろに罪はありません。
おすすめはごはん7にえもじろ3かな?
炊き立てのご飯に自分の好みの味付けをしたえもじろを、
好きなだけかけて食べる…
湧き上がる新米の香りに、ご飯の甘さと粒感。
新鮮な長いもの甘みと出汁の旨みの共演。
そしてアクセントとなる海苔やわさびの風味。
これこそ、まさに冬の逸品です!
よろしければ皆さんも一度お試しください。
今が本当に美味しい季節ですよ。
今回のお米はこちらです。
https://koyanaginouen.com/c/brand/kenjyomai
次回は目玉焼きです。
おわり
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