美味しいお米づくり、除草作業。
2021/06/20
田植えが無事に終わりましたがゆっくりとはしていられません。収穫までの間にどのように田の管理をするかでお米の出来は変わってくると思います。農作物は自然環境が大きく関わってくるものですが、人の手間が加わることで二重にも三重にもおいしくなると思います。
本日は通称「ど根性米」農薬不使用米の田の除草作業です。除草についてのメリットは「田植え終了です!!」をご参考ください。農薬不使用米にも共通するところがいくつかあります。
農薬不使用とは無農薬とも呼ばれます。読んで字のごとく栽培の過程で農薬を一切使わないでお米を育てることです。これはまさにど根性という名に相応しいお米です。
除草機を押して田んぼの雑草を取り除いていきます。一見楽なようにも見えますが、機械を押して田の中を足を取られながら歩くというのは結構ハードな体力仕事です。
片道3通り除草でき1つの田を除草するのにかかる時間はおよそ6~7時間。まわりかえる時はこんな風に持ち上げて向きを変えます。
心地よい風が吹くときはいいのですが蒸して暑い時は限界まで体力を使い切ります。
そんな時に強い味方の水分補給。熱中症になっては大変です。
農薬不使用というだけにとても繊細な苗です。病害虫からのバリア機能を苗自身でしかもっていので特に細かい注意が必要です。隣の田で献上米を育てているので苗の状態を比べてみました。
私も説明を受けるまでわからなかったのですが、献上米の苗の方が元気があります。上から見た時、葉が広がって太陽をいっぱいに浴びることができ元気に育っていることがわかります。一方農薬不使用米の苗は葉が広がらずに縮こまっている状態です。このことからも繊細さが見て取れます。食べ比べてみても献上米が健やかに育ったことがわかります。
ちなみに当園の農薬不使用のお米は一般に通販はしておりません。すごく手間がかかりかつ収穫量も少ないため年間契約かつ抽選とさせていただいております。28年産の収穫量はどれぐらい獲れるかわかりませんがほぼ契約分で完売状態となっております。
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