旬をいただきます!
2021/06/20
先日ご近所さんから美味しいものをいただきました。

さてこれはなんでしょう?
タケノコです。たけのこといっても細いですよね。
これは、
「根曲り竹(ネマガリタケ)」です。
北信州の山で採れる特産品です。私もこちらに来て初めてその存在を知りました。
この根曲り竹、食べるところが少なくてとても高級な山の幸なんですよ!

根曲り竹の皮をむいたところ。
実際に調理してみると、

写真の上の部分は可食部分で下は廃棄の部分です。およそ径1.5cm~2cmのたった1本のタケノコでこれだけの部分しか食べられないんです。

根曲り竹を食べようと思ったら上写真の左は廃棄しなければいけないので、半分と少しほどしか食べられる量はないということになります。
北信州では味噌汁にして食べる家庭が多いと思います。タケノコと一緒に入れる具材は家庭によりそれぞれですが我が家では「卵」とタケノコのみでシンプルにいただきます。

美味しいコシヒカリと一緒にいただけばごはんも味噌汁もおかわり間違いなし!!

そもそも山といっても素人にはどこにそれがあるのか見分けることは難しいんですね。山菜と同じでそこに住む人、山をよく知る人でないとタケノコを見つけることはなかなかできません。
これまで何度か「根曲り竹狩り」に連れて行ってもらったことがあります。はじめはなかなか見つけられないのですが、慣れてきて見つかり始めると面白くなって下ばかり見て採って歩いているうちにどんどん山の奥へ入って行ってしまうのです。山には熊が出るので危なく必ず2人組以上で一緒に進むのですがそれぞれが夢中になっていつのまにか1人で採っていたなんてこともありました。熊除けの鈴もつけていてもあっという間にはぐれてしまいます。なかなか戻ってこない仲間を心配していると、スタート地点から遠く離れたところからひょっこり現れて袋いっぱいかかえ満面の笑みで帰ってきたなんてこともありました。
また機会があれば「根曲り竹狩り」行ってみたいと思います。
- 古い記事<
- 端午の節句。
- 新しい記事>
- 美味しいお米づくり、風さやかの田植え。
関連記事
-
-
春の恵みをいただきます!
ふきのとう摘み。旬をいただきます。 田んぼの雪もなくなりお米作りも始まりました。その頃になると我が家で恒例になりつつあるふきのとう摘みです。 (一昨年のふきのとう摘みはこちら。) ↑一昨 …
-
-
美味しいごはんと夏野菜。
風さやかと夏野菜。 暑い。暑い。暑い・・・。 もう暑いという挨拶も言葉も聞き飽きたし言い飽きてしまうほど・・・ 「暑いですね。」(^^;) 北信州もこの暑さ例外ではなく、照 …
-
-
春の旬をいただきます。
春を感じられるごはん。 前回は田んぼの作業の帰りに桜を眺められました。 我が家の子供は「今日何日だっけ?何曜日?」 最近よく聞くフレーズです。 私も毎日子供が家にいることに慣れ始めました …
-
-
手作りのイクラ丼!~相性抜群の品種はこ・れ・だ!~
縁あって新鮮な高級生いくらをいただいたので、イクラのしょうゆ漬けを妻に教わりながら作りました! 奥で何やら出汁を作っていますね。 あれ、いきなり完成ですか? …
-
-
おいしいお米で新年度スタート!
おいしいお米で新年度をスタートさせました! 4月に入りいよいよ新年度始まりましたね。 春は新しいことが始まったり環境が少し変わったり、 それに春という暖かな気候でフワフワと落ち着かず漂っている感じがあ …
-
-
春のお彼岸
今日は春分の日。お彼岸ですね。 我が家ではおはぎを作りました。 軽く研いだもち米を炊飯器に入れてスイッチオン。あとは大体つぶしてあんこを絡ませるだけ。 粒感が残っているとおいしいんですよねー。 結構簡 …
-
-
旨い米なら何杯でも食べられる?!
旨い米ならごはん何杯でも食べられる?! お米農家の春は体を動かす作業が多い時期です。 風のない静かな朝に肥料を撒いたり、田の整備などいろいろな作業が入り混じって毎年のことながらバタバタしています。 & …
-
-
風さやかでうなぎ丼!
7/30は土用の丑でしたね。 うなぎ食べましたよーー! 我が家ではここ数年、ネット通販でうなぎを取り寄せて食べています。 高級なものなのでめったにお目にかかることはできません。 お店のような香ばしさを …
-
-
とろろご飯で鬼退治!
令和2年2月3日とろろごはんで節分。 今年も恒例の長芋のとろろごはんです。 小さい頃はこのとろろごはんが苦手だった子供も今では好きな味にアレンジして食べています。 醤油やダシが一番おいしいと思いますが …
-
-
花粉の季節もごはんで元気に。
花粉対策に野沢菜。 雪が解け春がやってくると心躍る気持ちと少しムズムズする気持ちと・・・。 はい。 それは花粉のせいですよね。 私は、なにもなく快適に過ごせてしまう年もあればどうにも調子がよくないとい …

